

箱舟ヤマトが湖から浮かび上がり、虹の橋がかかりました。
「クトネシリカが青鈍色に輝くとき 氷壁は砕かれ 天への道は 拓かれん」って、これのことだったんですね……!
さっそくヤマトに乗り込もうとしますが、なんとイッスンは一緒に行かないと言います。なんで?!
そんなとき、やっぱりここに来ていたウシワカ・イズ・ヒア! “天の箱舟”を探していると言ってましたもんね。
ウシワカはイッスンに向かって「自分の使命を全うできない者に 乗る資格は無い」とバッサリ言い切ってしまいました。
普段はもっとフワフワした感じというか、つかみどころのないような感じのウシワカが、イッスンに対して真っ直ぐに「人生 何事も覚悟」「結果はどうあれ 覚悟を決めるか決めないかで 人生の価値は決まる」と言っていたのが印象的でした。


イッスン………。


箱舟ヤマトの中には天神族の魂が残っていました。アマ公は元々、天の国・タカマガハラにいたんですね!
そしてタカマガハラを襲ったのも、あのヤマタノオロチだったんですか……!!


これまでのボスと再戦することで、箱舟ヤマトの中に残る闇をひとつひとつ消していきます。
苦労したボスたちも、戦い方を知って、より強力な神器を手にした今ではもう簡単(※当社比)に勝ててしまいますね。特に蜘蛛系のボスは、探索中に穴に落ちると突然出てきて(←めちゃめちゃビビりました…!笑)戦ったことが何度かあったので、もう慣れたものです!
ひと通り闇を消してから先へ進むと……ウシワカ・イズ・ヒア?!
なんと、タカマガハラを襲ったオロチと戦ったのが、ウシワカとアマ公だったんですね! 箱舟ヤマトが地上に落ちたとき、ひとりだけ生き残った男というのがウシワカだったのか……!!


そしてこれが暗黒の君主、“常闇ノ皇”……!
しかし玄冬の蝕が進行し、太陽が隠れてしまった結果、アマ公が力を失ってしまいます。


ウシワカ……!!
自分のせいで…と、ずっと責任を感じていたんですね。ヘラヘラした面白い奴だと思っていましたが、お前…お前……そうだったのか……!!涙


天神族のアズミさんが言っていた、「金色の髪を持つ 月の民の男」だ……!
タカマガハラが襲われたきっかけはウシワカにあったのかもしれませんが、アマ公と一緒に先陣を切って戦ったウシワカに感謝の念を忘れないって、アズミさんが言ってました……!
そしていつもウシワカと会話するのはイッスンだったので気がつきませんでしたが、アマ公とウシワカはこんなにも互いに信頼し合っていたのですね……。


ウシワカ………!!


残されたアマ公ひとりで常闇ノ皇と戦っていると、失ってしまっていた筆業をひとつずつ取り戻すことができました。
常闇ノ皇は姿を変えながらいろいろな攻撃をくり出してくるので、動きを読んで攻略するのが楽しかったです。しかし“迅雷”を取り戻すまでのあいだ、ロボットみたいな形になった常闇ノ皇の攻撃を避け続けるのは大変でした……!
姿が変わるたびに、そのとき使いやすいと感じた神器に装備をちょこちょこ変えて戦いました。バトル中でも装備品の変更ができるのがありがたいですね。
途中、イッスンの声が聞こえたんですが……
ま、まぼろし……?


常闇ノ皇はさらに姿を変えますが、ここでまたアマ公の力が奪われてしまいました。
どうすれば…と思っていたら、またイッスンの声が。




そして今度は、これまでに出会ったみんなの声や、姿も。


みんな何かを見てアマ公の話をしているのですが、これってもしかして……!!
イッスンが天道太子としての使命を果たしているではありませんか!! この、めちゃくちゃカッコいいアマ公の絵!!
もう〜〜ここが感動のピークで、涙ウルウルでした……!!


イッスンが人々の信仰心を取り戻してくれたおかげで、アマ公も復活します。
「アイツなら… どんな暗闇の中だって お天道サマみてェにニッコニコよォ!」というイッスンの言葉で「そうだ、太陽を描けばいいんだ!」と思い出せたとき、プレイヤーの自分が本当にアマテラスとなって戦っているような感覚があり、とても感動しました。
忘れられない戦いはこれまでにいくつもありましたが、間違いなく今回、一番心がアツくなりました。こんな感動的なラストバトルを体験できるなんて……!


勝った……! そして、アマ公が白野威と同じ模様になってる……!


ウシワカも無事だったんですね! このふたり、実はめちゃくちゃ仲良しなんじゃないですか〜〜!と、ほっこりしました。
ウシワカのことは初めて登場した瞬間から好きでしたが(笑)、新たな一面を知ってさらに好きになってしまいましたね。いや〜〜良いキャラクターだったなあ。


ふたりはヤマトに乗って、タカマガハラへ。アマ公は国の再建、ウシワカはいずれ月の国へ戻るのでしょうか。
こんなに好きになったところでお別れとなるのは、やっぱりちょっと寂しいなあ。
あっ!


イッスン〜〜!! もう本当に最初から最後まで大切な相棒でした。ありがとう!! いつかまた一緒に、アマ公に会いに行こう!!


最後に映ったのはイッスンの部屋…ですよね? ということは、この作品のオープニングからエンディングまでずっとイッスンの語りで、イッスンが旅のあとに描いた絵巻物を見ていた…ってことですか?!
まだイッスンが「天道太子になんかならない!」と言っていた頃も、すべての絵に「天道太子一寸」と記されていたので不思議に思っていたのですが、そういうことだったんですね。


どの出会いも出来事も全部好きで大切で、本当に楽しい旅でした! ありがとうございましたーー!
日本昔話や日本神話のモチーフが次々に登場し、それがひとつの物語に織り交ぜられていたのが見事でした。私はそれらに詳しいわけではありませんが、いつかどこかで聞いたことのある名前が登場しただけで、とてもワクワクしました。
北方のカムイの地に入るとすぐに「ここで登場するのはきっとアイヌの言葉だ!」と気がついたので、モチーフ元を調べながら遊んだのも良い経験となりました。
「お後は 次の お楽しみ」
「大神」が発売された当初にプレイしていた人たちは、この“次”をずっとずっと待っていたのでしょうね。私もそれを待つひとりとなりました。
改めまして、完全新作プロジェクトが始動おめでとうございます! 今度はどんな冒険や物語が繰り広げられるのか、楽しみに待ってます!
最後まで読んでくださってありがとうございます!